ここ数年、薬物犯罪に巻き込まれる日本人旅行者が急増しているようです。

昨年の2010年の航空機の旅行客による覚せい剤密輸は119件
重さにして235kgにもおよび、件数・量ともに過去最高を記録しました。

高額な報酬に目がくらみ、運び屋となった素人、その中でも特に女性の検挙率が増えているようです。

薬物犯罪は重大犯罪です。
外国では死刑に処せられる場合もあります。
実際に昨年、中国では日本人4名が麻薬密輸罪で死刑になっています。

日本でも、密輸入の罪については1年以上の懲役に処されます。
また、営利目的の場合は無期または3年以上の懲役になります。
この懲役にさらに1千万円以下の罰金が課せられる場合があります。

このような事件に巻き込まれないためには…

1. うまい話には安易にのらない。
「海外旅行に行くだけで50万になる仕事がある」などと声をかけられあまりにもうまい話だなと思いつつも、お金欲しさから引き受ける事例が増えています。

2.海外の旅行先において知らない人からの荷物を引き受けない。
日本人は、外国人に対して親切な人が多く、安易に荷物を引き受けてしまうことが多いようです。

3.よく知らない人に対して自分の住所を安易に教えない。
覚せい剤等の受け取り人にされることがあります。

4.恋愛感情を悪用した手口に注意する。
恋愛感情を巧みに悪用して女性を海外に呼び寄せ、荷物を持たせて帰国させる手口(ラブ・コネクションと呼ばれる)による密輸が発生しています。

これらに注意して海外旅行を楽しみましょう!!

仁川空港



≪スタッフ なお≫